@京都 : 家具職人日記
GD邸のキッチン
先日、究建築研究所の設計で進行中の京町家の改修GD邸にキッチンと天袋を設置してきました。
総体としてはシナ合板の水性ウレタン塗装。内部も引出しも全てシナで製作しています。
そして、今回は面材や手掛け部分にナラの無垢材を使用。
これは頂いた図面を元にこちらから提案させて頂きました。
面材の幅や通し方等、製作前に幾度も検討を重ねています。
お施主さんの意向でキッチンにしては珍しく、引き戸を採用しています。
写真では奥によっちゃってますが・・・。真ん中がオープンになるのが基本スタイルです。
トップはステンレスになるのですが、まだ取付けられていません。
そしてキッチンの反対側には前回納めた食器棚が。
壁には大工工事によりバラ板が貼られ、もの凄くカッコイイ事になってます。
港町等で見られる、古い舟板を貼った壁がヒントになっているそうです。
詳しくはこちらの記事を「バラ板に柿渋を塗る」
この食器棚は横から見ると150mmしか出ていませんが、実際には壁に飲み込まれている分をを
含めると480mmあります。
それにしてもこのトップライトの入り方はステキすぎる。
柿渋を塗った壁が日焼けして、更にいい感じになる予定らしいです。
細部のディテールはこんな感じです。
近々オープンハウスをして頂けるそうなので
またご報告致します。
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