八角+テーパー
前回のブログでご紹介したチョコレート感満載の什器は、先日無事納品を完了致しました。
オープンから1週間近くたってしまいましたが、場所は京都の藤井大丸の一階にある
アクセサリーショップ”KAORU”です。
設計は浅見俊幸建築設計室さん。
手前味噌ではありますが、他のお店の什器と比べてもピカイチの素晴らしい出来になったと
思っています。
お近くにお立寄りの際は是非ご覧頂けたらと思います。
今回は、その什器の製作の中でやや難易度の高かった八角形の脚の製作についてです。
まずはパソコンで出力した八角形の型を部材に貼付けます。
大きい八角形から小さい八角形になるように加工しなければなりません。
(実はこの時点でもどうやって加工しようか迷ってました、、)
で、思いついたのがこの方法。
同業者じゃないと分からないかもしれませんが、部材の中心にクギをさして
回転させながらノコでカットしていきます。
8回ノコを通せばこの通り。
八角形でテーパーのついた部材の完成です。
組み立てた後はこのような感じに。
このやり方でいけば旋盤がなくても丸脚はつくれそう。
というか作れます。数が少なければ、、。
お知らせ
現在発売中の新建築 住宅特集10月号のコラム「建築家の家具」に荒谷省午さんデザインで
「椹木町通の町家」の為にデザインされたスツールが掲載されています。
以前ブログで紹介した製作過程の写真も掲載されております。
是非ご覧下さい。
これまでの仕事>H-stool
チョコレート感
現在、京都のアクセサリーショップの什器を製作しています。
久々の店舗のお仕事。独立して初めてになります。
実は独立前は店舗の什器製作の仕事にも長年就いていました。
納期が無く、慌ただしく過ぎるこの雰囲気が何だか懐かしかったりしますが
そんな思いに浸っている余裕は全くなく製作を続けています。
店舗什器の面白いところは非日常を作れる事。
デコラティブでありアクロバティックな納まりであったり。
設計の方との打ち合わせの際出てきたキーワードがチョコレート感。
図面を見ても、自分で描いたCGをみても確かに板チョコっぽいと思っていましたが
仕上がり具合も実に板チョコっぽい。
オープンのは22日です!
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