2015年9月の家具職人日記

アルダー材のキッチン

8月の終わり、京都の現場にキッチンを納品しました。

基本的な設計は京都の浅見建築設計室さんで、細かい収まりなどはこちらで図面を描いて

打ち合わせをさせて頂きました。

今回、面材に使用したのはアルダーの無垢材。

小さな節は避けずにあえて、そのまま使用しました。

無垢の質感が上品で、バイブレーション仕上げのステンレストップによく合います。

レンジフードも同じくバイブレーション仕上げで。

壁にはちょっとしたものが置ける棚板も取り付けました。

壁面のタイルに穴を空けて、金物を取り付ける作業は失敗できないので、緊張。

お施主さんも交えて入念に取り付け位置を検討した後、取り付けを行いました。

打ち合わせに使用したCGです。


杉の柱を使った

福井県坂井市三国町に10月1日オープンする

海のレストラン「おおとく」

こちらのお店に、福井県産の柱をドーンと16本積み上げたエントランス什器を作成しました。

片持ちになっていますが、床にしっかり固定してあるので飛び出した部分に座っても、大丈夫です!

というか、ベンチなので座ってください。

端にはステンレスを貼った、収納を取り付けました。

プッシュオープンのレールを使ってすっきりと納めています。

引き出しの中には、カトラリーやおしぼりなど。

お店に入って真っ先に見える什器とあって、設計の方とは入念に打ち合わせを重ねました。

打ち合わせの際に作成したパースです。

設計段階の図面をもとに、現場に合わせた変更を加え、こちらからより良い納まりの

提案などをさせて頂いて、最終的にベストな案を探していきます。

プッシュオープンにするのか、ツマミをつけるのか、

迷いましたが、最終的にはデザインを優先してプッシュオープンとしました。

このような打ち合わせを全て家具で行っています、、、。


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