家具職人日記 : @京都

京都市O邸の家具

1月の初め、京都のO邸にテレビボードとカップボードを制作させていただきました。

ホームページよりお問い合わせをいただき、直接お会いし打ち合わせを
何度かさせて頂きました。
広いリビングに取り付けられるテレビボードは住宅の顔となる重要な家具。
ワイド5600でそのままデスクスペースへとつながっています。
表面の化粧材は北海道のナラの突き板。
節なども適度に入り、独特の個性を出してくれています。
デスクスペースの天板には同じく北海道産のナラの無垢材を取り寄せて
使用しました。


引出しの収納となる部分は内部に内引き出し設け
使いやすさを考慮しました。


AV機器の入る部分は格子戸として前開きにしています。

同様の突き板でカップボードも制作させていただきました。

打ち合わせに使用したイメージ図です。


スタッフ募集のお知らせ

マエダ木工ではスタッフを募集しています。

下記の内容をご確認の上、ご応募ください。

現在、マエダ木工は私、前田智之と私の父、アルバイトさん2名の4人体勢で
主に住宅の作り付け家具、福井県産の杉材を使った子供用家具(日記家具)
並びに保育園用の家具を製作しています。

仕事量の増加に伴い、製作・設計スタッフの募集を行います。

先のブログでもご報告した通り、マエダ木工は現在、京都市右京区京北に
新しい拠点を設ける準備を進めています。
来春より生活の拠点は京都、工場は福井という状態となります。
京都工場設立の準備も進めますが、今のところハッキリとした時期は決まっていません。

よって、勤務地は福井、もしくは将来的に京都となります。

<応募資格>
概ね30歳までの家具製作経験者
普通免許所持(勤務地は車での通勤が必要になる為、車を所有していることが望ましい)
納品・配達の業務もある為、車が運転できる事

<業務内容>
オーダー家具の製造
日記家具の製造
デザイン・設計
納品・取り付け(関西・関東など広範囲になります)

<雇用条件>
試験期間中は時給750円
1年間有期雇用契約
無期雇用契約

雇用保険、労災あり
週5日勤務(時期によって変動の可能性あり)

<応募方法>
履歴書(顔写真要)
志望動機と自己PR
これまでに製作した物や、デザインしたもの等のポートフォリオ

上記のものをPDF形式で数枚にまとめ
メールでご応募ください。

<採用方法>
①書類審査(上記の履歴書、志望動機等による)
②面接(書類審査の結果による)
③3ヶ月の試験期間

書類を送っていただいた方の中から
面接をお願いしたい方にはこちらから連絡させていただきます。

その後、試験期間として一緒に働いていただき採用・不採用を判断いたします。
他府県から移住される方もいらっしゃるかと思いますが
試験期間の後、不採用となる可能性がある事をご承知ください。

<求める人材について>
家具製造、木工に強い興味、関心がある事が最低条件となります。
今回は、木工の世界に入って概ね2年以上経っている人材を求めています。
製作の未経験者でも人材によっては採用の可能性もありますが、ここ数ヶ月のうちに
突然木工をやりたいと思い立ったような人は応募しないで下さい。

パソコンに強い人
鉛筆で線をひき、手鋸で切るというような加工も行いますが
3Dでモデリングを行い、デザインの提案、製作図の作成、3Dを見ながらの製作
という事も必要となってきます。
応募時にこれらの事ができる事が必須ではありませんが、パソコンが苦手という人は
ついてこれないので応募はご遠慮ください。

家具製造、木工を生涯の生業としたい方
独立する意思があっても構いませんが、将来的にマエダ木工と同業種を
目指している人に限ります。
将来は設計がやりたい、デザインがやりたい、建築がやりたい等・・
その先にある目標のステップとして出来るほど甘い仕事ではありませんので。

精神的にタフな人
木工というと芸術的イメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが
マエダ木工は施工業者であって、アーティスト集団ではありません。
時には納期に追われ、失敗が許されないような加工も必要となってきます。
プッレシャーに打ち勝ち、達成感を楽しめるような精神力は必要です。

素直な人
「お前はどうやねん」と言われそうですが
素直さは重要です。人の意見をまずはよく聴ける事が必要です。
自分の為に働いているのではなく、組織の為、社会の為に働いているという
意識を持てる人。自己実現の為ではなく。
またマエダ木工は学校ではないので、学ぶ場ではありません。

コミュニケーション能力のある人
職人は寡黙で黙って仕事を、という考えもあるかもしれませんが
会話が成立しないと仕事になりません。
基本的に人に興味がある事が重要です。
笑顔もなく、自分からはほとんど話さないような人は雇えません。

以上いろいろ書きましたが
一緒に飲みに行って、木工の話を楽しく出来るような
良い仲間を探しています。
奮ってご応募ください。


京北の古民家を

ご報告

家を買いました。
築年数不詳(たぶん100年位??)の茅葺きです。

場所は京都市右京区京北。
この建物以外にも蔵や小屋なども付いてます。
ここを自宅兼ショールームとなるように、来春を目標に改修を始めます。

工場は、、、しばらく福井のままです。
ゆくゆくは自宅横に工場を建設予定ですが、福井の工場も残します。

国産材をふんだんに使って改修予定で、床は全て福井県産の杉を敷こうかと。

家具はもちろん自作ですが、国産広葉樹を中心に外材も少しの予定、、。

設計はいつもお世話になっている
荒谷省午建築研究所さんにお願いしました。

先週の日曜日には、精華大学の学生さんにもお越しいただき解体作業を行いました。
今週末の29日にも第2回の解体作業を行う予定です。
ご興味のある方はご連絡下さい。

改修の近況はフェイスブックページでも報告しています。


アルダー材のキッチン

8月の終わり、京都の現場にキッチンを納品しました。

基本的な設計は京都の浅見建築設計室さんで、細かい収まりなどはこちらで図面を描いて

打ち合わせをさせて頂きました。

今回、面材に使用したのはアルダーの無垢材。

小さな節は避けずにあえて、そのまま使用しました。

無垢の質感が上品で、バイブレーション仕上げのステンレストップによく合います。

レンジフードも同じくバイブレーション仕上げで。

壁にはちょっとしたものが置ける棚板も取り付けました。

壁面のタイルに穴を空けて、金物を取り付ける作業は失敗できないので、緊張。

お施主さんも交えて入念に取り付け位置を検討した後、取り付けを行いました。

打ち合わせに使用したCGです。


木製のキッチン

7月の終わりに、京都で木製のキッチンを納めさせて頂きました。
いつもだいたい木製なのですが、今回はこれまでと比べて、より木製です。
ちなみに手前に写っている、ダイニングテーブルやキャビネットも一緒に納品させて頂いたものです。

納品後には引き渡し前にも関わらず、お施主様のご好意で内覧会を開催させて頂く事ができました。
多くの方に起こし頂き、貴重なご意見を多数頂く事ができました。ありがとうございました。

今回のキッチンは・・・

キッチントップはタモの集成材を使用しています。
アンダーシンクをあえてオーパーシンクの様に納めています。

引き出しには杉の集成材を使用しました。
汚れを防ぐ為にウレタン塗装が施してあります。
写真の切り欠きはガスの配管をよける為のものです。

今回はじめて、スパイスを斜めに置ける引き出しを作りました。
手前側がオープンになっている事で掃除もし易いと思います。

お客様との打ち合わせに使用したCGを再編したアニメーションです。
製作前にご覧頂く事で、図面では分からない細かなところまでご確認頂けると思います。
ちなみに、このようなCGは全物件において製作しています!!!

マエダ木工が作る、福井県産の杉材を使った子供用家具
「日記家具」のページもぜひご覧下さい!

日記家具のWEBはこちらです。

日記家具facebookページもあります。


テーブルを2台

6月にダイニングテーブルを2台製作しました。
1台は以前滋賀県でキッチンなどを製作させて頂いたお宅に
シェーカースタイルのテーブルを

ナラの柾目材を使って製作しました。

サイズ W1800 D900 H700
材質  ナラ無垢材
仕上げ オイルフィニッシュ
 
 
もう1台は京都の高台寺近くにオープンしたカフェに大きなテーブルを。
幅が2600mmあって僕が製作した中では過去最大でした。

天板はメイプル、脚部はホワイトアッシュで着色をして仕上げています。
着色というのはいつもながら頭を悩ませます。
お店の雰囲気との調和を考えつつ、テーブルそのものが美しく仕上がるように。
ちょっとした色の違いが、その仕上がりを大きく左右します。
何度もサンプルで確認し、製作中ずっと悩みつつ、色を決定。
その甲斐あって、とてもよい雰囲気に仕上がりました。

僕が納品に行っている間に娘たちは京都水族館へ。
オオサンショウウオのぬいぐるみを買ってきました。
ふつうそれ選ぶかな、、。
でもこのオオサンショウウオのぬいぐるみは京都水族館のオリジナルだそうで。
肌の感じが妙にリアルですが、なんだか可愛く見えてきました。
今ではたまに枕の代わりに使ってます(笑)


L型のキッチン

3月の中頃、滋賀県の信楽にL型のキッチンを納品しました。
L型は寸法の取り合いが難しく、設計段階でいつも以上に注意を払う必要があります。
今回設計は京都のスペースクリップ一級建築士事務所さんで,マエダ木工が
製作を担当しました。いつも通り製作前には3Dで細部まで確認しています。

写真の下地が見えているところはタイルが貼られます。
タモも板目材を使い、トップはステンレスのヘアーラインです。


「住む。」掲載

現在発売中の「住む。」2014 春号究建築研究室さんの設計で
キッチンや食器棚を製作させて頂いた紫野の町家改修/TIMELINE Machiyaが掲載されています。

購読しているわけではありませんが、自然と毎号買っていた個人的にも
とても好きな雑誌に自分の仕事が掲載されとてもうれしく思っています。
書店等でお買い求め頂き是非ご覧下さい!

究建築研究室さんのサイト
紫野の町家改修/TIMELINE Machiya

マエダ木工 これまでの仕事ページ
紫野の町家改修


大喜書店オープン

昨年11月に本棚とレジカウンターを製作させて頂いた大喜書店さんが
いよいよ明日2月9日にオープンを迎えます。
場所は京都の中心部。地下鉄烏丸線、五条駅からすぐです。
京都駅からでも歩ける距離です。

京都市下京区五条高倉角堺町21
 Jimukino Ueda Bldg. 302

ラワン合板にオイル塗装で仕上げた本棚は新設ながら
すでに何年もそこにあったかのような、落ち着いた雰囲気に仕上がっていると思います。
こだわりの木口部分の納まりにも注目です。

1週間ほど前のオープン準備中にお伺いしましたが
建築関係やインテリア関係の本が盛りだくさんで、財布のひもが緩んでいる時に行くと
とても危険そうです。

本好きの僕にとって本屋さんの本棚を作らせて頂けるというのは
とてもやりがいのある楽しいお仕事でした。
依頼して下さった岡田様、ありがとうございました。

今回の写真は大喜書店の店主であり建築写真家の岡田大次郎さんが撮ってくださったものです。

ちなみに本屋さんの奥は建築設計事務所にもなっています。
スペースクリップ一級建築士事務所


可能性の空間

12月22日 精華大学にてレクチャーを致します。
一般の方も参加可能ですので、お時間のある方は是非!


講演のお知らせ

来月の22日に精華大学におきまして
講演といいますか、、、お話をさせて頂きます。

オープン講義という形式になっておりますので
一般の方もご参加頂けます。

詳しくはこちらをご覧下さい。

何をお話しさせて頂きましょうかね、、、。

これまでにさせて頂いたお仕事の写真を紹介しながら
その家具が生まれるまでの過程等を出来るだけ職人という目線から
お話しさせて頂いて、物作りの面白さをお伝え出来ればと思っています。


雑誌掲載のお知らせ

先日発売の『CASA BRUTUS』2012年11月号に究建築研究室設計の
紫野の町家改修が掲載されています。
マエダ木工ではキッチンを含む造作家具の製作を担当させて頂きました。
「キッチンは福井県のマエダ木工が製作」と記載頂いております。

よろしかったらご覧下さい。


お知らせ

現在発売中の新建築 住宅特集10月号のコラム「建築家の家具」に荒谷省午さんデザインで
「椹木町通の町家」の為にデザインされたスツールが掲載されています。

以前ブログで紹介した製作過程の写真も掲載されております。
是非ご覧下さい。

これまでの仕事>H-stool


ウォールナットのポスト


 
現在発売中の住宅特集 2012年8月号「椹木町通りの町家」が掲載されています。

竣工したのは1年前の8月。オープンハウス暑かったなー、、。
独立後初の大仕事で、初めての経験が満載。
色々と調べまくって必死で製作していました。
そのお陰で多くの事を学び経験する事が出来ました。

数年後に振り返っても、あの仕事は大きかったなー、と思える
重要な仕事だったと思います。
実際にこちらのオープンハウスにお越し頂いて、マエダ木工の仕事を
ご覧頂いて、その後お仕事を依頼して下さった方もいらっしゃいますし。

お施主さん、設計の荒谷さん、アムザ工務店様、その他お力添えを頂いた方々、ありがとうございました!

で、
GWの頃にこの椹木町通りの町家に木製のポストを納品したのをHPで報告しないままでしたの
この機会にご紹介します。


こちらの住宅ではキッチンにウォールナットを使用しています。
ですので、ポストにも同じウォールナットを採用。

屋根がある場所への設置で雨があたる心配もないので、単純に上から入れて
下の扉を開けて取り出すという仕組みに。
シンプルな形状ですが、トメに組んで納めている箇所や
側板が薄く見えるような加工を施したりと、こだわっています。

設置するまで、目立ち過ぎやしないだろうかと色々心配しましたが
住宅の雰囲気ともピッタリで安心しました。


H邸のベンチ

GWが明けた頃、京都のH邸に荒谷省午さんデザインのベンチを納品させて頂きました。こちらのベンチは以前製作したスツールと共通のデザインとなっています。
ですので、なんとこのベンチ、スタッキンング出来るんです。
実際に製作していてもスタッキング出来るイメージが無いだけに、実際に積み重ねてみると
作っている本人でも驚きます。
脚部にはロシアンバーチを、座面には杉の柾目材を使用しています。

サイズ :W900×D420 H420
材料  : バーチ積層合板/杉
仕上げ :オイルフィニッシュ
参考価格:後日発表予定
デザイン:荒谷省午建築研究所
製作  :マエダ木工


造り付け本棚

ゴールデンウィークの初め、京都市内のN様のお宅に造り付けの本棚を納めさせて頂きました。
今回はデザインから製作までマエダ木工が一貫して行っております。

壁面いっぱいを家具で納めるという仕事は以前からやりたいと思っていたので
とてもやりがいのある仕事でした。


まずは1階のリビング部分。
こちらは生活に場に面した家具となる為、機能性よりもややデザインを優先させています。
そのため、ごく一部を除いては固定棚としてバランスを保っています。
圧迫感が出ないよう下を持ち上げ、上部は隙間を設けています。


今回は材料の選定に頭を悩ませました。
いろいろ検討した結果最終的にはこの白樺耐水合板(ロシアンバーチ)を採用しました。
耐久性抜群、色合いも良く、板の厚み部分に見える縞模様もきれいです。


折角なので、同じ材料で踏み台も製作しました。
上段の高さを42cmとしているので、スツールとして腰掛ける事も出来ます。


こちらもリビングスペース。
最初の写真の90度左側に位置しています。
カーテンレールの上にも文庫本等が置ける棚を設けています。


2階の書庫スペース。
写真にある物の倍くらいの量の本棚を設置しました。
こちらはたくさんの本が収納出来るように大半を可動棚としています。

さすがにこれだけの本棚があれば全て収納出来るでしょうか??


IS邸 オーダーキッチン+カップボード

今年の1月に製作したIS邸の造作キッチン+カップボード+書斎スペース。
詳細をご紹介出来ないまま気がつけば5月に、、。

こだわりのオーダーキッチンを一挙公開します!
(写真クリックで拡大します)

IS邸の造作家具

全体はこのような感じ。
タモ柾の突き板と無垢材を用いて、ウレタン塗装で仕上げています。

カップボード

カップボードの天板にはタモの無垢材を使用。
タモの木目を端から端まで通しています。
引出しは全てブルモーション付きでゆっくりと軽やかに閉まります。

 

カトラリートレー

オリジナルのカトラリートレーを同じくタモの無垢材で製作しています。
掃除がしやすいよう枠のみ取り外し式。


 
 

キッチン

同じくタモの木目を通しています。
食洗機にも同材で製作したパネルをはめ込んでスッキリと。


 
 

内引出し

引出しを空けた内部に引出しを設けています。
同じく全てブルモーション付き。

 
 

タモ無垢材の手掛け

消耗の激しい手掛け部分には無垢材を用いています。
この部分の収まりには何種類かありますが、強度的にも見た目的にもこの
形状がおすすめです。


 
 

排水トラップと引出し

シンク下の排水トラップ部分の引出し。
絶妙にダクトをかわして、最大限収納を確保しています。


 
 

オリジナルスパイスラック

オリジナルで製作のブルモーション付きスパイスラック。
実はこのサイズでブルモーション付きは既製品ではほとんどありません。

オーダーならではのこだわりのキッチンはいかがでしょう?

お問い合わせはこちらから→お問い合わせ

マエダ木工のfacebookページ出来ました。
ほぼ毎日更新(予定、、。)
こちらです→マエダ木工fasebookページ


パン屋さん什器


インテリア末永さんからご依頼を頂き、京都にあるパン屋さんの什器を製作しました。
僕にとっては久々の店舗什器です。
お話を頂いてからオープンまでが1ヶ月。図面も全くない状態、、。

後日、図面を頂き、材料や塗装方法を検討。
今回は主にパインの集成材を使用しました。
この集成材、以前から何かに使えそうな気がしていました。
サイズは、900×2400で厚みは19mm。で、縦方向にはジョイントがないんです。
普通、集成材と言うと縦方向にもジョイントがあって、僕はどうもそれが
好きじゃないんです。

そして、工期的に塗装が仕上がってからオープンまでは1週間もない事が
予想されたので水性塗料を使用。キャピタルペイントのワンダー水性です。
塗った時点でほぼ無臭。

写真のレジカウンターの天板にはアメリカンチェリーを使用。
この色の組み合わせは何だか美味しそう。

全体はこんな感じです。


造り付け本棚

既に新築させれた住宅に造り付けの本棚を製作するという計画。
設置箇所はこのパース部分の他にもう一部屋(書庫)。

オリジナルの踏み台や、キャットタワーも計画に盛り込んでいます。

使用する材料もほぼ決まって、製作開始までもう少し。


S邸の造作家具


先月から今月の頭に掛けて製作していた、造作キッチン+カップボード+書斎スペース。
引っ越しも終わり、一段落(?)されたところで今日、写真撮影をさせて頂きました。

依頼して下さったのは、京都の家具屋さんインテリア末永の3代目ご夫婦。
京都の家具屋さんがわざわざ、福井に拠点を置くマエダ木工に依頼して下さるなんて、、。
うれしさと、プレッシャーを感じながらのお仕事でした。


製作した家具の詳細はまた後日として、今日は写真撮影をさせて頂いた後
昼食までご馳走になってしまいました。

しかもINODA+SVEJEデザインのDC9に座って。


本棚+飾り棚の納品


年末年始と製作を続けていた本棚と飾り棚がようやく完成。
先日納品に伺って参りました。

まずは本棚。
幅1200のものを2台。
地板に対し天板の奥行きを小さくし、図書館の本棚のような実直なデザインとしています。
手前に見えるのは、そう、以前納めさせて頂いたライティングビューロー
側面が台形になっているのはこのビューローとの協調性を持たせる意味合いもあります。


同様に側板と天板を蟻組で組んでいます。
2台の本棚を並べたジョイント部分に面白いディテールが現れます。


本棚の天板は一枚の板から切り出しているので、端から端まで
木目がつながっています。


続いて、飾り棚。
デザインとしては引出しにするか、扉にするか迷った末に
お客さんの提案で各1台ずつ製作する事に。
こちらも天板の幅が小さくなるデザインを継承しています。


意図的に仕口を見せています。


扉のツマミもオリジナルで製作しています。


今回この引出し部分のデザインにずいぶんと悩みました。
見た目を優先すると引出しは3段にしたいところ。
しかし、用途が陶器等を仕舞ったりするという事で深さが必要。
引きし2段にすると、やっぱり野暮ったい。
で、このように引出しの前板を傾斜させて下部に引手を設けるというデザインに
行き着きました。
家具関係に詳しい方はご察しの通り、ジョージ・ナカシマに
よくみられるディテールです。


H邸のスツール 完成

H邸の為にデザインされたスツールが完成し、先日納品に伺ってきました。
(気がつけばもう1ヶ月前の話なんですが・・・) 
 
  
デザインは設計の荒谷さんから3Dで頂いていたんで、仕上がりのイメージは大体つかめて
いましたが、組み上がったスツールを見てドキッとしました。「かっこいい!」 
 

脚にはバーチの積層合板を、座面には杉の柾目を使用しています。
合板のストライプと柾目のストライプが調和していい感じです。 
 
 

後日、設計の荒谷さんにも納品に。(全部じゃないですよ)
樹種違いでという事だったんで、手持ちの材料で8点製作し選んで頂く。 
 
 

折角なので積んでみる。いい!キレイ!
今までスタッキングの利点をあまり考えた事が無かったですが
8脚のスツールがこれだけのスペースに収まってしまうのはかなり魅力的。 
 
 

杉の源平を使った座面。製作途中でこれは使える!と思い急遽採用。
全体のデザインの中で座面のインパクトが強くなりすぎてしまう感じもしましたが
8脚の中の1つということで、アリかと。 
 
 

こちらはアメリカンチェリー。 
上品でかわいい感じです。 
 
 

ナラ拭き漆。
シブイ感じで和の空間にも馴染むんではないかと思います。 

 


GD邸のコート収納


先日竣工したGD邸に納めたコート収納。

既存の下駄箱はそのまま残し、その上に新しくピーラーの突き板を使って製作した
コート収納を設置しています。

デザインは設計の柳沢究さん。
ピーラーを使用する事や、下部を浮かす事等、こちらから提案もさせて頂きました。
扉をトメ加工で納めてあるので、玄関から見ると1つの塊がくっ付いているようにも見えます。
シンプルなデザインで新しさを出しつつも、全体に良く馴染んでいると思います。

いい意味で目立たず、オープンハウスにお越し頂いた方も
あっさりとスルーしていかれる方が多かった気がします、、。


屋内から見るとこんな感じです。
 
 

扉の開き方に一工夫されていて、手前の扉を開けてコートを収納するようになっています。
今回、トメの扉を納める為の専用の丁番を初めて使用したのですが
価格が高い事を除けば、なかなか気に入りました。

 
 


オープンハウスのお知らせ

この度、究建築研究室 設計の京町家の改修工事が竣工し
クライアント様のご好意によりオープンハウスが行われる事となりましたのでご案内させて頂きます。
マエダ木工では造作家具の製作を担当致しました。

会期中は現場に常駐しておりますので、皆様ぜひ会場へお越し下さい。

日時:2011年10月30日(日)10:00~17:00
場所:京都市北区

maedamokko(a)gmail.comにご連絡頂ければ詳しい場所をご案内致します。
(お名前・所属・連絡先等をあわせて記入ください)


シナ合板とナラの無垢材で製作した引き戸の食器棚
 
 


既存の下駄箱の上に米松の突き板を使用したコート収納を製作


GD邸のキッチン

先日、究建築研究所の設計で進行中の京町家の改修GD邸にキッチンと天袋を設置してきました。

総体としてはシナ合板の水性ウレタン塗装。内部も引出しも全てシナで製作しています。
そして、今回は面材や手掛け部分にナラの無垢材を使用。
これは頂いた図面を元にこちらから提案させて頂きました。
面材の幅や通し方等、製作前に幾度も検討を重ねています。

お施主さんの意向でキッチンにしては珍しく、引き戸を採用しています。
写真では奥によっちゃってますが・・・。真ん中がオープンになるのが基本スタイルです。

トップはステンレスになるのですが、まだ取付けられていません。
 
 

そしてキッチンの反対側には前回納めた食器棚が。
壁には大工工事によりバラ板が貼られ、もの凄くカッコイイ事になってます。
港町等で見られる、古い舟板を貼った壁がヒントになっているそうです。
詳しくはこちらの記事を「バラ板に柿渋を塗る」
 
 

この食器棚は横から見ると150mmしか出ていませんが、実際には壁に飲み込まれている分をを
含めると480mmあります。
それにしてもこのトップライトの入り方はステキすぎる。
柿渋を塗った壁が日焼けして、更にいい感じになる予定らしいです。

細部のディテールはこんな感じです。

近々オープンハウスをして頂けるそうなので
またご報告致します。


引き戸の食器棚

京都の町家にて作りつけの食器棚+小さな引き戸の収納を搬入、取り付け。
設計は究建築研究室の柳沢さん。

細部の収まりや、手掛け部分のデザインなどをこちらから提案させてもらい製作しました。
打合わせの時に用いたのが下の写真のサンプル。

お施主さんがシナの風合いが好きということで、総体としてはシナを用い
それに合わせる広葉樹としてナラやウォールナット、チェーリーを提案。

壁の仕上がりなどを考慮して今回はナラが選ばれました。
写真右側のイメージです。

個人的にナラは大好きですし、シナとのコントラストも調度良く
すごくいい仕上がりになったと思います。

引き続き造作のキッチンとコート掛けの製作です。
 
 

 
 
 
 


京町家の改修で

荒谷省午建築研究所の設計で進められていた京町家の改修が先日竣工。
先週末に行われたオープンハウスも100人近くの方が訪れてくださり大盛況でした。

オープンハウス前にギリギリで撮影した写真でマエダ木工が製作した物の一部を紹介します。


今回の物件では家具だけではなく建具も製作しました。
このクローゼットの扉は和紙貼り。しかも福井の越前和紙です。
 


先程の色は薄花色でこちらは海老茶。今まであまり和紙というものに注目してきませんでしたが
今回の仕事でその優しい雰囲気がとても気に入りました。
 


今回の物件で製作上のメインとなったのがこちらのキッチン。
ワイドが4200mm。その端から端までウォールナットの板目が通すという仕事。
扉や引出しがあるのが分かるでしょうか??
カウンタートップにはまさかの黒皮鉄。


オープンハウスのお知らせ

この度、荒谷省午建築研究所 設計の京町家の改修工事が竣工し
クライアント様のご好意によりオープンハウスが行われる事となりましたので
ご案内させて頂きます。

マエダ木工は造作家具と建具工事を担当致しました。
会期中は現場に常駐しておりますので、皆様ぜひ会場へお越し下さい。

maedamokko(a)gmail.comにご連絡頂ければ詳しい場所をお伝え致します。

日時:2011年8月27日(土)13:00~18:00
   2011年8月28日(日)11:00~17:00

場所:京都市内


町家の改修×2


京都では建築家の方との町家の改修物件×2が進行中。
一件目はこちらのWebサイトの製作でもお世話になった究建築研究室の柳沢究さんと。
マエダ木工ではキッチンと収納を2カ所製作します。
取付け箇所の壁面が土壁というのは、初めての仕事になります。トップライトで照らされて
生き生きとした土壁はとてもキレイです。

もう一件は荒谷省午建築研究所の荒谷さんと。
こちらの物件ではキッチンや造作の収納棚に加え、建具も製作します(現在製作中)。
それから何点かの置き家具をオリジナルのデザインで製作する予定でとても楽しみです。

写真は構造用合板のジョイント部分。大工さんがもの凄く丁寧に仕事を進められています。
震災の影響で工事が遅れていたこの物件もお盆前には引き渡し予定。
間に合うのか!!!家具!


朱色の拭き漆


先日問い合わせを受けた朱色の拭き漆。研究もかねて早速サンプルを製作しました。
折角サンプルが出来たので問い合わせをして下さったプリヤデザイン一級建築士事務所へとお持ちしました。
 
実際に設置される場所や、脚の形状等を打ち合わせ。

ついでと言っちゃなんですが、突き板のサンプルもお渡しして
現在検討中の新築物件での樹種選びの資料として頂く。

うまく話が進めば良いのですが・・・期待しています!

プリヤデザインの小林さんも僕がお伺いした様子をこちらのブログに書いて下さってます。


町家の改修工事/突き板サンプル


京都で進行中の町家の改修工事。
キッチン部分で使用する突き板の樹種を決定するため、数種類の塗装サンプルを現場に持参しました。
 
今回用意したのは
アメリカンチェリー、ウォールナット、ブビンガ、チーク、桜、ナラ、ケヤキの7種類。
木目のつながりを意識して使用するためサンプルはすべて板目。

設計の方に全体のバランスを考慮した上で樹種を決定頂きました。
何が選ばれたかはまた完成時のお楽しみにという事で。
 
当初予定していた樹種とはかなり違ったイメージのモノが選ばれたので
サンプルをたくさん提示出来てよかったと思うと同時に、全体の中でどういう存在感になるのか
完成が楽しみです。


京都で町家の改修工事

京都で始まる町家の改修工事。
マエダ木工では造作家具や置き家具、建具工事を担当。

前回打ち合わせをした際の、解体前の様子とは打って変わって
すっきりとスケルトン状態。
表面だけキレイに見せていた以前のリフォーム工事の
実態も明らかになったようだ。

工期は割とつまっているのだが、どこの現場でも同じように
構造用合板が無いらしい。
木工所レベルでも2.5mm、4mmのラワンベニアは入手困難となっています。

当たり前に手に入っていた物が、手に入らなくなるという現実。
本当に必要な物は??、これまでが作りすぎていたのでは??
そんなことを考える機会になればいいと思います。


過去の日記
ランダムイメージ