2012年11月の家具職人日記

松本へ

先日、松本で開催された信州木工会主催の「接着剤と塗料の講習会」に参加させて頂きました。

松本までくらいたいした事無いです、と言いたいところですが
片道5時間、、遠いです。しかも弾丸日帰り。

しかしその甲斐あって、今まで独学で曖昧だった知識がしっかりとした
根拠の持てるものになりました。

接着剤と一言で言っても、その種類は豊富で一概にどれがいいとも言えず
やはり、その場その場に応じて使い分ける必要があります。
その為にはしっかりとした知識が不可欠。

だいたい木工をされている方が使用しているのはオーシカのピーアイボンド、オーシカダイン
フランクリン社のタイトボンド、アルテコのエポキシ
そして、最も一般的な酢酸ビニルエマルジョン(←普通の木工ボンド)がメジャーなところでしょうか。

僕は最近タイトボンドを多用していますが、板剥ぎにはピーアイボンドのほうが
良いようにも感じています。

木工のマニアックな話でした。


講演のお知らせ

来月の22日に精華大学におきまして
講演といいますか、、、お話をさせて頂きます。

オープン講義という形式になっておりますので
一般の方もご参加頂けます。

詳しくはこちらをご覧下さい。

何をお話しさせて頂きましょうかね、、、。

これまでにさせて頂いたお仕事の写真を紹介しながら
その家具が生まれるまでの過程等を出来るだけ職人という目線から
お話しさせて頂いて、物作りの面白さをお伝え出来ればと思っています。


雑誌掲載のお知らせ

先日発売の『CASA BRUTUS』2012年11月号に究建築研究室設計の
紫野の町家改修が掲載されています。
マエダ木工ではキッチンを含む造作家具の製作を担当させて頂きました。
「キッチンは福井県のマエダ木工が製作」と記載頂いております。

よろしかったらご覧下さい。


本棚の製作


現在ラワン合板を使った本棚を製作中です。
本屋さんで使用されるので量も大量。

ラワンというと安い材料と捉えられるかもしれませんが
木口と接合部分の加工にひと工夫加える事で面白い表情になっています。

最近、自分で仕事を難しくする傾向がある気がしてきました、、。
でもそうする事で、ちょっと他では真似出来ないものが出来るんだ!

・・・と信じております。


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