2012年2月の家具職人日記

S邸の造作家具


先月から今月の頭に掛けて製作していた、造作キッチン+カップボード+書斎スペース。
引っ越しも終わり、一段落(?)されたところで今日、写真撮影をさせて頂きました。

依頼して下さったのは、京都の家具屋さんインテリア末永の3代目ご夫婦。
京都の家具屋さんがわざわざ、福井に拠点を置くマエダ木工に依頼して下さるなんて、、。
うれしさと、プレッシャーを感じながらのお仕事でした。


製作した家具の詳細はまた後日として、今日は写真撮影をさせて頂いた後
昼食までご馳走になってしまいました。

しかもINODA+SVEJEデザインのDC9に座って。


贈り物

もう随分と前の話なのですが
鈴木彫刻所の鈴木美央さんからとてもステキなモノを頂きました。

うちの工房から出た端材を使って作られた作品。
こんな小さな材料でもこんなにステキな使い道があるのだと
驚かされます。

和菓子を頂く際に使用する”黒文字”
材料はアメリカンチェリー。
柄の部分のテクスチャー違いで二種類。


ウォールナットの材で作った幼児用スプーン。
うちの娘もこれで初めて自分でご飯を食べるようになりました。
親がご飯を口に入れてあげる時もともて使いやすいです。

ウォールナットのペンダントとブローチ。
小さい。こんな小さな材料がこんなステキな作品に変わるなんて!

材料を余す事無く活用出来て、こちらとしても気持ちがいいです。


福井県産の杉で

突然ですが、6月に名古屋で行われる「木工家ウィーク」期間内の
企画展として下記のようなグループ展に出展する事になっています。

『未来へつなげる木の家具展』
「ものづくりを通して森づくりを」若手木工家5組が地域のスギやヒノキを使い
 次世代に残したい家具や小物の提案をします。
 
 会期 2012.6.1(金)から6.3(日)
    10:00~17:00
 会場 主税町長屋門

 
 
福井を製作の拠点に活動するマエダ木工では、福井県産の杉を使った作品を
出展する予定です。

という事で、材料屋のおじさんにお願いして
杉を探しに行ってきました。
写真に写ってるのは杉じゃないですが、この積雪、、、。40〜50cm位 !?


で、この材料を買ってきました。
135×260×3200。
既に製作するモノのイメージはあったのでそれに合う材料を調達してきました。
重要なのは芯がまともに入っているという事。
写真では分かりづらいですが、この材料は製材された杉材のど真ん中の部分なんです。
割れも多く、狂いも出やすいので正直いい材料ではありません。
値段的にも一番安い部分なのです。ですが、今回はこれじゃないとダメなんです。


製作途中です。
ど真ん中に芯があるというのはこういう事です。
既に試作(2作品)は完成済み、なので後日公開致します。


極寒のケルン大聖堂

トップ画像がいつまでも正月のままってのはまずいな、と思い、、。
2年前に訪れたケルン大聖堂。写真のデータを見ると撮影は1月26日。

快晴でそんなふうには見えませんが、極寒。肌がイタイ。
お世話になったマイスターがfacebookで昨日のドイツの気温が−19度だと伝えていました。

車のガラスをが凍っていてお湯をかけたら、そのお湯が凍っていく世界だと聞きました、、。

寒さにまけずに頑張ろう。


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