2011年10月の家具職人日記

オープンハウスのお知らせ

この度、究建築研究室 設計の京町家の改修工事が竣工し
クライアント様のご好意によりオープンハウスが行われる事となりましたのでご案内させて頂きます。
マエダ木工では造作家具の製作を担当致しました。

会期中は現場に常駐しておりますので、皆様ぜひ会場へお越し下さい。

日時:2011年10月30日(日)10:00~17:00
場所:京都市北区

maedamokko(a)gmail.comにご連絡頂ければ詳しい場所をご案内致します。
(お名前・所属・連絡先等をあわせて記入ください)


シナ合板とナラの無垢材で製作した引き戸の食器棚
 
 


既存の下駄箱の上に米松の突き板を使用したコート収納を製作


ダイニングテーブルを納品

阿曽芙実建築設計事務所の阿曽さんからの依頼で製作をしたおにぎり型のダイニングテーブルを
先日納品してきました。

納品先は今週末にオープンハウスが行われる、芦屋の物件。
詳しくはこちらのブログ

オープンハウスに行かれる予定の方はこちらのテーブルにもちょいと目を向けて下さい!

天板にはロシアンバーチ合板を用いています。
この独特の形は阿曽さんに型紙を送って頂いて、それを元に加工しました。
 
 
 

脚の形状に関しては、3本の脚がクロスしたイメージを伺って、こちらからご提案。
模型を作って、何となくのイメージを確認した後はこちらの判断に任せて頂きました。
というのも僕自身が作ってみないと分からないから。

製作は加工しながら、バランスをみて手刻みで行いました。

見る角度によっていろいろと表情を変えるのもこのテーブルの面白いところだと思います。




GD邸のキッチン

先日、究建築研究所の設計で進行中の京町家の改修GD邸にキッチンと天袋を設置してきました。

総体としてはシナ合板の水性ウレタン塗装。内部も引出しも全てシナで製作しています。
そして、今回は面材や手掛け部分にナラの無垢材を使用。
これは頂いた図面を元にこちらから提案させて頂きました。
面材の幅や通し方等、製作前に幾度も検討を重ねています。

お施主さんの意向でキッチンにしては珍しく、引き戸を採用しています。
写真では奥によっちゃってますが・・・。真ん中がオープンになるのが基本スタイルです。

トップはステンレスになるのですが、まだ取付けられていません。
 
 

そしてキッチンの反対側には前回納めた食器棚が。
壁には大工工事によりバラ板が貼られ、もの凄くカッコイイ事になってます。
港町等で見られる、古い舟板を貼った壁がヒントになっているそうです。
詳しくはこちらの記事を「バラ板に柿渋を塗る」
 
 

この食器棚は横から見ると150mmしか出ていませんが、実際には壁に飲み込まれている分をを
含めると480mmあります。
それにしてもこのトップライトの入り方はステキすぎる。
柿渋を塗った壁が日焼けして、更にいい感じになる予定らしいです。

細部のディテールはこんな感じです。

近々オープンハウスをして頂けるそうなので
またご報告致します。


おにぎり型の

これから製作予定のおにぎり型のダイニングテーブル。
依頼して下さったのは阿曽芙実建築設計事務所の阿曽さん。
天板の形は阿曽さんに型紙を提供してもらい、脚の形状はイメージを聞きこちらから提案させてもらいました。

いつもは、CGや図面でイメージを伝え確認して頂くのですが、
今回の脚の形状はCGで描いていてもワケが分からない。

これは模型を作るしかないと、1/5の模型を作ってみました。

脚の形は出来上がったら公開します!


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