松本へ
先日、松本で開催された信州木工会主催の「接着剤と塗料の講習会」に参加させて頂きました。
松本までくらいたいした事無いです、と言いたいところですが
片道5時間、、遠いです。しかも弾丸日帰り。
しかしその甲斐あって、今まで独学で曖昧だった知識がしっかりとした
根拠の持てるものになりました。
接着剤と一言で言っても、その種類は豊富で一概にどれがいいとも言えず
やはり、その場その場に応じて使い分ける必要があります。
その為にはしっかりとした知識が不可欠。
だいたい木工をされている方が使用しているのはオーシカのピーアイボンド、オーシカダイン
フランクリン社のタイトボンド、アルテコのエポキシ
そして、最も一般的な酢酸ビニルエマルジョン(←普通の木工ボンド)がメジャーなところでしょうか。
僕は最近タイトボンドを多用していますが、板剥ぎにはピーアイボンドのほうが
良いようにも感じています。
木工のマニアックな話でした。
講演のお知らせ
来月の22日に精華大学におきまして
講演といいますか、、、お話をさせて頂きます。
オープン講義という形式になっておりますので
一般の方もご参加頂けます。
詳しくはこちらをご覧下さい。
何をお話しさせて頂きましょうかね、、、。
これまでにさせて頂いたお仕事の写真を紹介しながら
その家具が生まれるまでの過程等を出来るだけ職人という目線から
お話しさせて頂いて、物作りの面白さをお伝え出来ればと思っています。
雑誌掲載のお知らせ
本棚の製作
突き板サンプル
秋ですね〜。
福井はもう朝晩は寒くて、布団はガッチリ冬仕様です。
昨日の晩のデスクワーク中に寒くて指の感覚がおかしくなってきたので
今年初のファンヒーターをつけてしまいました。
さて、これから年末年始にかけて仕事が忙しくなりそうです。
写真は白系の突き板サンプル5種。
同じ樹種でも、木目の違いで表情はかなり異なります。
ロータリーとは丸太を大根のカツラムキのように削って作った突き板の事。
1200mm×2400mmサイズでも継ぎ目の無い板が作れます。
さて、さてどの突き板が選ばれるでしょうか。
学校机
先日とある方から小学校で使われていた机と椅子を頂く事が出来ました。
見た瞬間欲しい!と思ったこのセット。
早速自宅に持ち帰ると、今住んでいる味のある家には既にピッタリ。
とはいえ、およそ50年程前に製作されて、20〜30年は使われていなかったという
この机と椅子。汚れが激しいのでとりあえずは、たわしでせっせと磨いてみる。
写真右がキレイになったところ。意外と簡単に汚れが落ちました。
ところが、汚れを落としてる最中に問題が発覚。
各接合部のホゾが緩んでしまっていてグラグラ、、、。
そこで、インターンに来てくれているH君の勉強も兼ねて
一旦全てバラしちゃいました。
実は僕自身も「へぇー、こうなってんだ」なんて楽しみながらバラしています。
全てのパーツを採寸し、3Dを立ち上げてもらったので
後日公開いたします!
英才教育!?
たまに上の子を工房に連れて行くと
「私にもやらせて、私にもやらせて」の連発。
どうせなので、ちゃんとやり方を教えると
「お父さんは向こう行っといていいよ」なんて言われてしまう。
親バカで見ていて楽しいんですが、ほぼ仕事になりません。
八角+テーパー
前回のブログでご紹介したチョコレート感満載の什器は、先日無事納品を完了致しました。
オープンから1週間近くたってしまいましたが、場所は京都の藤井大丸の一階にある
アクセサリーショップ”KAORU”です。
設計は浅見俊幸建築設計室さん。
手前味噌ではありますが、他のお店の什器と比べてもピカイチの素晴らしい出来になったと
思っています。
お近くにお立寄りの際は是非ご覧頂けたらと思います。
今回は、その什器の製作の中でやや難易度の高かった八角形の脚の製作についてです。
まずはパソコンで出力した八角形の型を部材に貼付けます。
大きい八角形から小さい八角形になるように加工しなければなりません。
(実はこの時点でもどうやって加工しようか迷ってました、、)
で、思いついたのがこの方法。
同業者じゃないと分からないかもしれませんが、部材の中心にクギをさして
回転させながらノコでカットしていきます。
8回ノコを通せばこの通り。
八角形でテーパーのついた部材の完成です。
組み立てた後はこのような感じに。
このやり方でいけば旋盤がなくても丸脚はつくれそう。
というか作れます。数が少なければ、、。
お知らせ
現在発売中の新建築 住宅特集10月号のコラム「建築家の家具」に荒谷省午さんデザインで
「椹木町通の町家」の為にデザインされたスツールが掲載されています。
以前ブログで紹介した製作過程の写真も掲載されております。
是非ご覧下さい。
これまでの仕事>H-stool
チョコレート感
現在、京都のアクセサリーショップの什器を製作しています。
久々の店舗のお仕事。独立して初めてになります。
実は独立前は店舗の什器製作の仕事にも長年就いていました。
納期が無く、慌ただしく過ぎるこの雰囲気が何だか懐かしかったりしますが
そんな思いに浸っている余裕は全くなく製作を続けています。
店舗什器の面白いところは非日常を作れる事。
デコラティブでありアクロバティックな納まりであったり。
設計の方との打ち合わせの際出てきたキーワードがチョコレート感。
図面を見ても、自分で描いたCGをみても確かに板チョコっぽいと思っていましたが
仕上がり具合も実に板チョコっぽい。
オープンのは22日です!
椅子の研究2
現在マエダ木工のオリジナルチェアの試作を行っています。
現状は試作2号機に手を加えた2号機改が出来上がっていて
実際に今その椅子に座りながらこのブログ書いています。
この試作に入る前には実はいろいろと研究を重ねています。
椅子に関する本を読みあさったり、過去の椅子の研究をしたり・・・
写真は名作と呼ばれる椅子の図面を、椅子のプロトタイプと呼ばれる
図に当てはめて座面の傾斜や、背もたれの位置を確認しているところ。
この図を見ると名作と呼ばれる椅子の形状と、プトロタイプが示す適切な
傾斜と背もたれの位置が驚く程一致している事が分かります。
ちなみに写真にあるの椅子の図面は、ウェグナーのザ・チェアとYチェア
そしてモーエンセンのJ-39です。
いずれも製造メーカーのホームページから3Dデータがダウンロード出来ます。
このような研究の成果もあって、座り心地に関しては
最初の試作の段階なかなか良い水準のものが出来たと思っています。
ただ椅子のデザインは他の家具と比べて難易度が高いです。
いつものごとく図面から3Dを立ち上げデザインしているのですが
どうも実際に作ってみるとイメージが違う・・・。
これは椅子特有の事だと僕は思っています。
他の家具は出来上がった時に感動が少ない位、3Dで仕上がりを確認出来ています。
もちろん仕上がりをイメージ出来る予備知識は必要ですが。
360度全方向からの視線を浴びる椅子は、細部の1mm、2mmといったレベルで
調整が必要です。
リデザインを重ね、1作目の完成までもう少しです。
I邸のテレビボード
6月にダイニングテーブルを製作させて頂いたI邸(A-House)。
引き続きテレビボードの製作依頼を頂き、先日納品致しました。
こちらのダイニングテーブルはセンターのスリットが特徴。
そのデザインを継承すべくテレビ台にもスリットを設けています。
ダイニングテーブルからのスリットがテレビボードを打ち抜いてるようなイメージ。
ダイニングテーブルとは同じワイドでデザインしていて
脚も同じ材料から作っているので同じ太さです。
扉部分と天板部分は木目が繫がるように製作し、さらには
スリットを中心に左右の木目が揃うように木材を配列しています。
天板のスリットは配線を通す役割も担っていて、壁にピッタリと
家具を設置する事が出来ます。
TVボードというと、下部にHDDレコーダー等をしまったりするオープンのスペースを
設けるのが一般的ですが、TVにHDDが内蔵されているのでそのようなスペースは
必要ないという事で、今回はA4サイズが立つ収納を下に設けて、扉を付けています。
お蕎麦屋さんのテーブル
福井市でお蕎麦屋さんを開かれる方からご依頼を頂き
お店で使用されるテーブルを製作させて頂きました。
天板はソフトメープル。
脚には7樹種の木材を用いています。
そもそもこんなに沢山の樹種を使用する予定はありませんでした。
計画を進めていく中で、どうしても厳しい予算。
それなら手持ちの材料をフル投入して製作して予算を抑えようという発想に。
脚の樹種がバラバラと言ってしまえばそれまでですが
緻密に計算して配色を考えています。
ちなみに脚に用いた樹種は
ウォールナット、アメリカンチェリー、ナラ、クリ、タモ、サペリ、オニグルミ。
残念ながらプレオープンにはお伺い出来なかったのですが
フレンチの修行もされているオーナーさんの作るおろし蕎麦は要チェックです。
オープンは8月6日だそうです!
蕎麦屋 十九 Sobaya-Toku
福井市二の宮3-23-20
TEL 0776-50-2319
お近くに起こしの際は是非!
ウォールナットのポスト
現在発売中の住宅特集 2012年8月号に「椹木町通りの町家」が掲載されています。
竣工したのは1年前の8月。オープンハウス暑かったなー、、。
独立後初の大仕事で、初めての経験が満載。
色々と調べまくって必死で製作していました。
そのお陰で多くの事を学び経験する事が出来ました。
数年後に振り返っても、あの仕事は大きかったなー、と思える
重要な仕事だったと思います。
実際にこちらのオープンハウスにお越し頂いて、マエダ木工の仕事を
ご覧頂いて、その後お仕事を依頼して下さった方もいらっしゃいますし。
お施主さん、設計の荒谷さん、アムザ工務店様、その他お力添えを頂いた方々、ありがとうございました!
で、
GWの頃にこの椹木町通りの町家に木製のポストを納品したのをHPで報告しないままでしたの
この機会にご紹介します。
こちらの住宅ではキッチンにウォールナットを使用しています。
ですので、ポストにも同じウォールナットを採用。
屋根がある場所への設置で雨があたる心配もないので、単純に上から入れて
下の扉を開けて取り出すという仕組みに。
シンプルな形状ですが、トメに組んで納めている箇所や
側板が薄く見えるような加工を施したりと、こだわっています。
設置するまで、目立ち過ぎやしないだろうかと色々心配しましたが
住宅の雰囲気ともピッタリで安心しました。
暑くなってきたんで・・
お蕎麦屋さんの
その脚に使う部材は7樹種。
テーブルは大小あわせて計10台。このような部材を100本程加工しています。
着色も何もしないでこの色のバリエーション。
やっぱり木材って面白いです。
当初、大幅な予算オーバーだったこの案件。
お客様のご希望を叶えるべく、何度も検討を重ね
なんとか予算内に納める事が出来ました。
実はいろんな樹種が混じっているのも、在庫である木材を使用した為、、。
材料や塗装方法、作り方などを検討し予算を落としていく。
もちろんある一定の高い水準を保ちながら。
最近そんな事が得意になってきた気がします、、。
木塊スツール
先月、名古屋で開催された「未来へつなげる木の家具展」と金津創作の森でのクラフト展で
発表した木塊スツール(Kikkai stool)。
福井の地で育ったおよそ樹齢100年の杉を使い、その魅力をダイレクトに伝え、且つ
今後100年生き続けれる事を念頭に製作しています。
乾燥が進むにつれて進行していくひび割れは
100年かけて内部に蓄えられたエネルギーが放出されていっているかの様です。
このスツール並びに同時に製作した木塊テーブルにおいては
製材所さんの協力無しにはなし得ませんでした。
こんな若者の「あと1mm」なんていう要求に快く応えて下さった
佐々木林業の佐々木さんには本当に感謝です。
丸一日かかった製材の様子や、その後の仕上げの加工の様子等を
メイキング映像としてまとめてみました。
お時間のある方は是非。
サイズ :W420×D270×H420
材料 :杉
仕上げ :オイルフィニッシュ
価格 :¥29,500(在庫数=7)
デザイン/製作 マエダ木工
ナラのテレビボード
東京にお住まいのお客様からご注文を頂きナラのテレビボードを製作しました。
CGを使って、高さや引出しの位置等を何度も検討しデザインを決めていきました。
木部はすべて北海道産のナラ材。
脚部はオリジナルのスチール脚。シャープな仕上がりでカッコいいです。
今回のお客様は以前に製作したテレビボードのスチール脚の画像を検索で見つけて下さり
お問い合わせを頂きました。
自分がデザインしたモノに一目惚れして頂けるなんて、うれしい限りです。
直接納品し、お客様にお会いしたかったのですが、なかなか時間がとれず
今回は郵送で納品させて頂きました。
商品到着後さっそくメールを頂き、大変気に入って頂けたとの事。
とてもうれしく、ホッとしています。
T様ありがとうございました。
ダイニングテーブルを納品
伊藤瑞貴建築設計事務所さん設計の住宅A-houseのためのダイニングテーブルを製作しました。
住宅との協調性を考えながら、目立ちすぎず、埋もれすぎないように。
せっかくのオーダーなのだから他に無いデザインのものを。そんな思いでデザインしました。
天板にはタモの柾目を使用。
そして80角のタモの脚。これをアリの仕口で差し込んでいます。
天板の四隅にこの仕口を設けているので、天板が割れないように中央にスリットを入れています。
今回メイキング映像を作ってみました。
製作の過程が見れて面白いと思います。是非!
サイズ :幅2400mm 奥行き900mm 高さ700mm
材料 : タモ無垢材
仕上げ :オイルフィニッシュ
参考価格:¥225,000(税込み)サイズ、樹種によって異なります。
デザイン:マエダ木工
製作 :マエダ木工
お問い合わせ:こちらからお願いします
インターン募集のお知らせ
「インターン募集」
マエダ木工ではインターンに来て頂ける学生さんを募集致します。
デザインやモノ作りに興味のある福井の学生の皆様奮ってご応募下さい。
お客様から依頼を受け、デザインを練り、製作し、納品する、といった一連の流れを
間近で経験出来るのはとても良い経験になると思います。
以下応募の条件
・将来、デザインやモノ作り関係の仕事がしたいという強い意思 を持った方。
・製作補助もして頂きますが、PCによる作業も多くなると思いますので、PCに強い方(ノートPC持参出来る方)
・VectorWorks /Illustrator/Photoshop/Wordpress
Sketch Up /動画編集ソフト の中でどれか1つくらいは
使用出来る方。もしくは応募後Sketch Up をマスターして下さい。
期間や日程については応相談。
まずは maedamokko@gmail.com へお問い合わせ下さい。
募集期限は6月末日までとします。
H邸のベンチ
GWが明けた頃、京都のH邸に荒谷省午さんデザインのベンチを納品させて頂きました。こちらのベンチは以前製作したスツールと共通のデザインとなっています。
ですので、なんとこのベンチ、スタッキンング出来るんです。
実際に製作していてもスタッキング出来るイメージが無いだけに、実際に積み重ねてみると
作っている本人でも驚きます。
脚部にはロシアンバーチを、座面には杉の柾目材を使用しています。
サイズ :W900×D420 H420
材料 : バーチ積層合板/杉
仕上げ :オイルフィニッシュ
参考価格:後日発表予定
デザイン:荒谷省午建築研究所
製作 :マエダ木工
展示会のご案内
展示会等への出展が続きますのでまとめてご案内させて頂きます。
ISU100TEN(椅子100展)
まずは今週末に新世界で開催されるISU100TENに荒谷省午さんデザインで製作したスツールを
出展します。販売も致しております。¥33,400(税込み)です。
タイトル ISU100TEN(椅子100展)
日時 5/26(土)-5/27(日) 11:00~18:00
場所 スパワールド入口前広場(大阪/新世界)
公式サイト こちら
未来へつなげる木の家具展
名古屋で開催される木工家ウィーク内の企画展として開催する
「未来へつなげる木の家具展」に出展します。
これは5組の若手木工家と共同開催する国産の針葉樹のみを使った展示です。
今年初。僕は福井県産の杉をつかった家具を出展します。
↑スギバス
『未来へつなげる木の家具展』
会期 2012.6.1(金)から6.3(日)
10:00~17:00■会場 主税町長屋門/名古屋
参考WEB こちら
創作家具建具展示会
去年も出展させて頂いた福井県創作家具建具展示会に今年も出展させて頂きます。
こちらでも福井県産の杉を使った家具を出展予定です。
日時 6月2日(土)〜4日(月)
場所 アオッサ
マルシェワンダーランド/クラフトマーケット
越前陶芸公園で開催されるクラフトマーケットに出店致します。
こちらでは普段の製作で出た端材で何か出来ればと考えています。
日時 2012年6月10日(日)10:00~17:00
場所 越前陶芸公園(越前陶芸館前)
クラフトデザイン ハートtoハート展
現在開催中の「クラフトデザイン ハートtoハート展」に
福井県産の樹齢およそ100年の杉を使って製作した「キッカイシリーズ(木塊シリーズ)」出展しています。
こちらの展示会では「金津創作の森」からの依頼で出展物を展示する棚も製作しています。
この棚、全長24mなのですが、1台は2.4mで販売もしています。
既に2台は売約済みだそうで、あと数件の問い合わせを受けているそうです。
詳しくは金津創作の森にお問い合わせ下さい。
サイズはW2400、D400、H1200です。
造り付け本棚
ゴールデンウィークの初め、京都市内のN様のお宅に造り付けの本棚を納めさせて頂きました。
今回はデザインから製作までマエダ木工が一貫して行っております。
壁面いっぱいを家具で納めるという仕事は以前からやりたいと思っていたので
とてもやりがいのある仕事でした。
まずは1階のリビング部分。
こちらは生活に場に面した家具となる為、機能性よりもややデザインを優先させています。
そのため、ごく一部を除いては固定棚としてバランスを保っています。
圧迫感が出ないよう下を持ち上げ、上部は隙間を設けています。
今回は材料の選定に頭を悩ませました。
いろいろ検討した結果最終的にはこの白樺耐水合板(ロシアンバーチ)を採用しました。
耐久性抜群、色合いも良く、板の厚み部分に見える縞模様もきれいです。
折角なので、同じ材料で踏み台も製作しました。
上段の高さを42cmとしているので、スツールとして腰掛ける事も出来ます。
こちらもリビングスペース。
最初の写真の90度左側に位置しています。
カーテンレールの上にも文庫本等が置ける棚を設けています。
2階の書庫スペース。
写真にある物の倍くらいの量の本棚を設置しました。
こちらはたくさんの本が収納出来るように大半を可動棚としています。
さすがにこれだけの本棚があれば全て収納出来るでしょうか??
IS邸 オーダーキッチン+カップボード
今年の1月に製作したIS邸の造作キッチン+カップボード+書斎スペース。
詳細をご紹介出来ないまま気がつけば5月に、、。
こだわりのオーダーキッチンを一挙公開します!
(写真クリックで拡大します)
IS邸の造作家具
全体はこのような感じ。
タモ柾の突き板と無垢材を用いて、ウレタン塗装で仕上げています。
カップボード
カップボードの天板にはタモの無垢材を使用。
タモの木目を端から端まで通しています。
引出しは全てブルモーション付きでゆっくりと軽やかに閉まります。
カトラリートレー
オリジナルのカトラリートレーを同じくタモの無垢材で製作しています。
掃除がしやすいよう枠のみ取り外し式。
キッチン
同じくタモの木目を通しています。
食洗機にも同材で製作したパネルをはめ込んでスッキリと。
内引出し
引出しを空けた内部に引出しを設けています。
同じく全てブルモーション付き。
タモ無垢材の手掛け
消耗の激しい手掛け部分には無垢材を用いています。
この部分の収まりには何種類かありますが、強度的にも見た目的にもこの
形状がおすすめです。
排水トラップと引出し
シンク下の排水トラップ部分の引出し。
絶妙にダクトをかわして、最大限収納を確保しています。
オリジナルスパイスラック
オリジナルで製作のブルモーション付きスパイスラック。
実はこのサイズでブルモーション付きは既製品ではほとんどありません。
オーダーならではのこだわりのキッチンはいかがでしょう?
お問い合わせはこちらから→お問い合わせ
マエダ木工のfacebookページ出来ました。
ほぼ毎日更新(予定、、。)
こちらです→マエダ木工fasebookページ
ウォールナットの取手
ホームページからお問い合わせを頂き特注でウォールナットの取手を製作しました。
お客様はご自宅の食器棚に合う取手を何年もお探しだったそうです。
好みのデザインでネジの間隔がぴったり合う物を探すのは困難だと思います。
今回はウォールナットでビスの間隔が120mmと240mmの物を製作しました。
これは今後オーダーキッチンや食器棚、その他様々なマエダ木工のオリジナル家具に利用出来そうです
ビス間隔120mm ¥2,000/本〜
ビス間隔240mm ¥3,000/本〜
価格は製作本数によって異なりますのでお問い合わせ下さい。
展示用シェルフ@金津創作の森
今月の21日から金津創作の森で「クラフトデザイン ハートtoハート展」が開催されます。
詳しくはこちら
この展示には僕も出展する事になっているのですが、作品を出展するだけでなく
会場の設営にも関わらせて頂き、こんな、ながーーーい棚を製作しました。
ワイド2400mmの棚を連結させること10台。
なかなか経験出来ない総ワイド24m。
コストを抑えて何か面白い事が出来ないかと考えた結果
1200×2400、t=18mmのベニア合板をカットする前に白に塗装。
塗装後にカットする事でおこる面と木口部分色の違いをデザインに取り入れています。
展示会に行かれた際には作品を飾る棚にも注目です!
さて、自分の作品を仕上げなくては!
パン屋さん什器
インテリア末永さんからご依頼を頂き、京都にあるパン屋さんの什器を製作しました。
僕にとっては久々の店舗什器です。
お話を頂いてからオープンまでが1ヶ月。図面も全くない状態、、。
後日、図面を頂き、材料や塗装方法を検討。
今回は主にパインの集成材を使用しました。
この集成材、以前から何かに使えそうな気がしていました。
サイズは、900×2400で厚みは19mm。で、縦方向にはジョイントがないんです。
普通、集成材と言うと縦方向にもジョイントがあって、僕はどうもそれが
好きじゃないんです。
そして、工期的に塗装が仕上がってからオープンまでは1週間もない事が
予想されたので水性塗料を使用。キャピタルペイントのワンダー水性です。
塗った時点でほぼ無臭。
写真のレジカウンターの天板にはアメリカンチェリーを使用。
この色の組み合わせは何だか美味しそう。
全体はこんな感じです。
ままごとキッチン完成
「未来家具」始動!
国産の針葉樹で家具や小物を製作し、日本の森を再生していこうという取り組みを
若手の木工仲間と共に始めました。
その名も「未来家具」
まずは、6月の木工家ウィークで『未来へつなげる木の家具展』と題し
展示を行います。
メンバーのサイトです。
田口慎介 デコラ社
近澤 裕司 QUALI
前田智之 マエダ木工
松島周平・知美 first-hand
山中俊輔 neighborwood
未来家具のfacebookページもあります→こちら
というわけで、僕は福井県産の杉を使った家具を製作しています。
マエダ木工では木工家ウィークよりも一足早く
4月から金津創作の森で行われるクラフト展に杉を使ったプロダクトを何点か出展します!
『未来へつなげる木の家具展』
「ものづくりを通して森づくりを」若手木工家5組が地域のスギやヒノキを使い、次世代に残したい家具や小物の提案をします。
会期 2012.6.1(金)から6.3(日)
10:00~17:00■会場 主税町長屋門
杉の製材
先日、杉の丸太を購入し製材を行ってきました。
直径は約60センチ、根っこの太いところでは90センチを超えています。
長さは5200mm。
福井の地で育ったその杉の樹齢はおよそ100年。
その木を僕の判断で製材していくのですから、責任は重大。
製材所のおじさんと僕とで慎重に慎重に作業を進めていきました。
当初、90センチ超えの材料が手に入る予定はなかったので
急遽デザインを練りその場で製材。
樹齢100年の杉材のパワーと魅力を存分に味わえる
すごい作品になったと思っています。
ままごとキッチン
最近、杉の材をよく使うようになってきました。
アメリカンチェリーやウォールナットは間違いなく素晴らしく、美しい材料ですが
日本に居るからには日本の木を使ってモノ作りをしたい、と思うようになったのです。
という事で、杉の材を調達しに製材所へと行ってきました。
厚さ23mm、幅125mm、長さ2000mmの板材。
この後の仕事で使う予定が重なっていたので、写真に売っている量をまとめ買い。
で、これから製作するのは「ままごと用のキッチン」
調度うちの娘と同じ2才位のお孫さんがいらっしゃる方からのご注文。
製作に関しては、本物のキッチンを作ってきた経験と
2歳の娘が居るという境遇をフルに活かして行っております。
自分の娘用にも作ろうかな、なんて思いつつ結局1台だけ製作してます。
ねじり組み
H邸のベンチ
造り付け本棚
既に新築させれた住宅に造り付けの本棚を製作するという計画。
設置箇所はこのパース部分の他にもう一部屋(書庫)。
オリジナルの踏み台や、キャットタワーも計画に盛り込んでいます。
使用する材料もほぼ決まって、製作開始までもう少し。
S邸の造作家具
先月から今月の頭に掛けて製作していた、造作キッチン+カップボード+書斎スペース。
引っ越しも終わり、一段落(?)されたところで今日、写真撮影をさせて頂きました。
依頼して下さったのは、京都の家具屋さんインテリア末永の3代目ご夫婦。
京都の家具屋さんがわざわざ、福井に拠点を置くマエダ木工に依頼して下さるなんて、、。
うれしさと、プレッシャーを感じながらのお仕事でした。
製作した家具の詳細はまた後日として、今日は写真撮影をさせて頂いた後
昼食までご馳走になってしまいました。
しかもINODA+SVEJEデザインのDC9に座って。
贈り物
もう随分と前の話なのですが
鈴木彫刻所の鈴木美央さんからとてもステキなモノを頂きました。
うちの工房から出た端材を使って作られた作品。
こんな小さな材料でもこんなにステキな使い道があるのだと
驚かされます。
和菓子を頂く際に使用する”黒文字”
材料はアメリカンチェリー。
柄の部分のテクスチャー違いで二種類。
ウォールナットの材で作った幼児用スプーン。
うちの娘もこれで初めて自分でご飯を食べるようになりました。
親がご飯を口に入れてあげる時もともて使いやすいです。
ウォールナットのペンダントとブローチ。
小さい。こんな小さな材料がこんなステキな作品に変わるなんて!
材料を余す事無く活用出来て、こちらとしても気持ちがいいです。
福井県産の杉で
突然ですが、6月に名古屋で行われる「木工家ウィーク」期間内の
企画展として下記のようなグループ展に出展する事になっています。
『未来へつなげる木の家具展』
「ものづくりを通して森づくりを」若手木工家5組が地域のスギやヒノキを使い
次世代に残したい家具や小物の提案をします。
会期 2012.6.1(金)から6.3(日)
10:00~17:00
会場 主税町長屋門
福井を製作の拠点に活動するマエダ木工では、福井県産の杉を使った作品を
出展する予定です。
という事で、材料屋のおじさんにお願いして
杉を探しに行ってきました。
写真に写ってるのは杉じゃないですが、この積雪、、、。40〜50cm位 !?
で、この材料を買ってきました。
135×260×3200。
既に製作するモノのイメージはあったのでそれに合う材料を調達してきました。
重要なのは芯がまともに入っているという事。
写真では分かりづらいですが、この材料は製材された杉材のど真ん中の部分なんです。
割れも多く、狂いも出やすいので正直いい材料ではありません。
値段的にも一番安い部分なのです。ですが、今回はこれじゃないとダメなんです。
極寒のケルン大聖堂
トップ画像がいつまでも正月のままってのはまずいな、と思い、、。
2年前に訪れたケルン大聖堂。写真のデータを見ると撮影は1月26日。
快晴でそんなふうには見えませんが、極寒。肌がイタイ。
お世話になったマイスターがfacebookで昨日のドイツの気温が−19度だと伝えていました。
車のガラスをが凍っていてお湯をかけたら、そのお湯が凍っていく世界だと聞きました、、。
寒さにまけずに頑張ろう。
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